奄美大島写真館
〜奄美大島の素晴らしい自然を紹介していきます〜

むちゃかな之碑




むちゃかな之碑です。

「瀬戸内町加計呂麻島の生間という集落に「うらとみ」という,島
唄と三味線の上手い美人がいた。

うらとみは当時,鹿児島から来ていた役人に気に入られ,島妻に
と請われる。しかし,うらとみはこれをかたくなに拒む。両親は苦
慮し,集落に迷惑のかからぬようにと,うらとみをある日小舟に乗
せ沖へ流す。

うらとみを乗せた小舟は何日かの漂流の後,喜界島へ漂着し,村
人に救われる。うらとみはそこで結婚し,「むちゃ加那」をもうける。

このむちゃ加那もまた美人であった。ある日,むちゃ加那の美しさ
を妬んでいた女友達に誘われ,アオサ(青海苔)採りに出かける。

アオサ採りの最中に,むちゃ加那はその女友達に海へ突き落とさ
れ溺死する。後でその事実を知ったうらとみは,ショックで入水自
殺をする。」


その遺体が流れてきたのが青久だそうです。9月9日にはむちゃ加
那の霊を慰めているようです。