諸鈍シバヤ


ガクヤ入り

サンバト

2010年10月16日(土)撮影 瀬戸内町諸鈍

諸鈍シバヤ(昭和51年に国の重要無形民俗文化財に指定)は大屯神社の造られた祭日,旧暦
9月9日に行われます。今年は10月16日(土)でした。シバヤとは芝居がなまったものです。

奄美大島に喜界島から平家がやってきて,龍郷町戸口を行盛,名瀬市浦上を有盛,瀬戸内町
諸鈍を資盛がそれぞれ支配し,各所にその神社も建っています。

諸鈍シバヤは「平資盛が時折,城中に土地の人を招き入れ酒宴を開き,芸を披露するなどして
土地の人によって演じられるようになった」と伝えられています。

演目は,

1.シュンハナツカイ   2.イッソウ(楽屋入り)   3.サンバト   4.ククワ節
5.シンジョウ節   6.キンコウ節   7.タマティユ(玉露)   8.ダットドン
9.シシキリ   10.スクテングワ   11.カマ踊り   12.高き山

となっており,これが一部と二部に分かれて行われます。その間に,諸鈍小中生男子の相撲や
女子の踊りがありました(凄く盛り上がりました)。

シバヤが始まると,太鼓や鉦・指笛,にぎやかな音に囃子歌が響きわたりました。今年は観客も
600人を超えたようで…大変盛り上がっていました。
国指定無形重要文化財