古道三太郎峠登口





2011年6月6日(月) 撮影 旧住用町東仲間

古道三太郎峠の東仲間登り口です。昔の人びとに長く生活道路として使われていたようです。三太郎峠の由来は…

明治20年(1887)に当時の須垂方(すたるほう)と住用方(すみようほう)を結ぶ峠越えの新道が計画され,明治32年(1899)には,川辺町(南九州市)出身の農業指導員,畠中三太郎がこの峠に茶屋を建てた。
民俗学者の柳田國男は大正9年(1920)のこの峠を訪れ『海南小記』に次のように記している。
「30年前に内地人夫婦がこの峠に茶屋を建てて附近の林を開墾し始めた。肥後から薩摩に越える三太郎峠とは違って,これは爺の名にもとづいて,三太郎坂と呼ぶようになったのである。
それほど世に聞こえた三太郎ではあったが,彼にも相談せず世の中は変わった。」
人々が永く生活道路として歩いたこの峠は歴史の道として今に残る。

平成21年(2009)12月吉日 クぃンムン村

石碑は,できて間もないようです。古道は4.3kmあるようで,途中に三太郎茶屋があります。今日は100Mくらい登ったでしょうか?冬には登ってみたいと思います。