ウフタ遺跡



2011年11月8日(火) 撮影 龍郷町赤尾木

赤徳中学校に行くと,竪穴住居があります。これは,縄文時代に建てられた住居だそうです…奄美も歴史が深いですね。

その住居の前の看板には…


ウフタ遺跡 石積み石囲い竪穴住居      縄文時代晩期(2300年前)

 ウフタ遺跡は,平成7年に龍郷町赤尾木の農道(赤尾木〜手広間)を建設する際に調査されました。この調査で発見されたのが「石積み石囲い竪穴住居」です。このように石積みや石囲いで竪穴住居を造るのは,奄美や沖縄諸島の特徴ですが,サンゴ石などで部屋を区切ったり,倉庫や出入り口がある多重構造という点で注目されます。
 発見された遺物は,「宇宿上層指式」と呼ばれる土器や貝製品・骨董品(ジュゴンの骨で作られたものもあります)の他,佐賀県腰岳産と考えられる黒曜石も見つかっています。
 この復元住居は,報告書の図面や写真をもとに石積み石囲いを復元し,現存する高倉や昭和30年代以前の奄美の住居の写真を参考にして屋根をかぶせました。
 復元作業は平成18年1月から3月まで,PTA活動の一環として保護者や地域住民によって行われました。

平成18年3月4日完成         龍郷町立赤徳小中学校

…と,書かれています。地域住民によって復元されていることに意義がありそうですね。